必要な居住面積とは?

家賃だけで賃貸住宅を選ぶというのも、なかなか難しいもの。そこで「住生活基本計画」を参考に、住まいに必要な面積を考えてみましょう。

「住生活基本計画」とは、住生活基本法に基づき、国民の安定の確保および向上の促進のために定められている住生活のあらゆる水準を示したものです。

住生活基本計画では、居住面積水準を次の2つに大別しています。

最低居住面積水準

最低居住面積水準とは、世帯人数に応じて健康で文化的な住生活の基本として必要不可欠な住宅の面積に関する水準です。

たとえば、子がいない夫婦2人世帯の最低居住面積は「10㎡×2+10㎡」で30㎡となります。

誘導居住面積水準

誘導居住面積水準とは、世帯人数に応じて豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準です。

たとえば、夫婦2人と3歳以上6歳未満の子が2人いる世帯の誘導居住面積水準は「20㎡×3+10㎡」で70㎡となります。