4. 不労所得3.投資信託(難易度:中、魅力度:低)

投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。

投資信託の運用がうまくいって利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って、損をすることもあります。

運用を自身で行うわけではないため、手間をかけずにできるのがメリットですが、運用によって生じた損益は、それぞれの投資額に応じてすべて投資家に帰属することに注意しましょう。

毎月の収入を希望する人に好まれやすいのは「毎月分配型」に多い債券型の投資信託でしょう。分配金として購入した口数に応じて口座に入金されますが、運用利益が出ていなくても分配金が支払われる仕組みになっているため、知らぬ間に元本を取り崩していることもあります。

純粋な利益だけを分配しているのではなく、タコ足分配(元本取り崩し)ということですね。

分配利回りだけで見ると20%を超えるものもありますが、元本の損益をあわせて考える実質利回りがどうなっているかトータルリターンで判断するようにしましょう。

不労所得の面からみると債券型の投資信託で運用するのは魅力度を低としましたが、資産形成をする場合に選ぶ株式型の投資信託の活用は魅力が高いものになりますので、違いを知っておきましょう。

5. 不労所得4.株式(難易度:高、魅力度:中)

株式の運用方法は大きく2つです。

1つは、短期的な株式売買でこまめに利益を稼いでいくパターン。株式で生計を立てるとなると、この方法をイメージされる方が多いことでしょう。

しかし、短期的な株式売買は常に株式相場の状況をチェックしたり、企業について調べたりするなど、多くの時間を要します。

もう1つは、売り買いをせず資産株として保有し続けることで配当金を得るパターン。

配当金は企業が稼いだ利益から株主に還元されるお金のことを指します。そのため、業績が悪化すると配当金は少なくなる可能性も多いにあります。

ただ、四六時中株価を見張っている必要もないため、短期的な株式売買よりは初心者でも始めやすいと言えるでしょう。

とはいえ、株式の変動は大きいため、一つの企業に集中投資するのではなく複数の企業に分けて投資を行い、リスク分散することをおすすめします。