今後、介護職員の給与が上がる?

2022年2月から、政府による介護職員の処遇改善を目的とした賃上げ施策「介護職員処遇改善支援補助金」の交付が始まっています。

具体的には「介護職員処遇改善加算」のI〜Ⅲを算定する事業所に勤める介護職員を対象として、月額平均9000円相当の手当を支給するという政策です。

出所:厚生労働省「令和4年度介護報酬改定について」

この手当は、2022年2月~9月までの8カ月間は全額が国の交付金で支給されます。10月以降は介護報酬に組み込まれた恒久的な加算として支給されることになっています。

これにより、介護職員の給与は1ヵ月あたり9000円、年間では10万8000円ほど給与アップされます(ただし、配分は事業所のルールによるため、9000円を割る場合もあります)。

また、政府は今後も「必要な人材を確保する」という観点から、介護職員に対する追加の処遇改善を検討していくとのことです。介護職員の更なる給与アップは期待できそうです。