【年収一覧表】で年収1000万円の割合を見る「手取り」と「貯蓄額」はいくらか 年収1000万円だからゆとりがあるは早計か

年収1000万円以上の「貯金額」はいくらか【30～50歳代】

実際に年収1000万円以上の方はどれくらい貯蓄を持っているのか、年収金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和3年）」より、30～50歳代で見ていきます。

より実態に近い貯蓄の中央値を見ると、30歳代の年収1000～1200万円で貯蓄500万円、年収1200万円以上では貯蓄888万円。

40歳代になると貯蓄1000万円を超えます。

ただ分布を見ると、たとえば「30歳代・年収1000～1200万円」の場合、約2割が貯蓄200万円未満です。思うように貯蓄できないという家庭も少なくありません。

まとめにかえて

年収1000万円以上に到達する難しさと、思ったよりも手取りが少なかったり貯蓄できない世帯があるようすがわかりました。

今回は手取りや貯蓄を比較しましたが、さまざまな角度から家庭の様子をみることが大切でしょう。

参考資料

• 国税庁「令和2年分（2020年）分民間給与実態統計調査」
• 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和3年）」
• 文部科学省「令和2年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額（定員1人当たり）の調査結果について」

宮野 茉莉子