70歳代「ひとり分の年金」も心もとなく。就業状況は?
貯蓄が心もとない方も多い印象でしたが、老後の生活の柱は「公的年金」です。
厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」によれば、国民年金と厚生年金の平均月額は以下の通り。
国民年金の平均月額
全体平均年金月額:5万6252円
- 男性平均年金月額:5万9040円
- 女性平均年金月額:5万4112円
厚生年金の年金月額
全体平均月額:14万4366円
- 男子平均月額:16万4742円
- 女子平均月額:10万3808円
※国民年金部分も含む
中には遺族年金を受け取る方もいますが、ひとり分の年金で暮らすと考えると生活の厳しさが想像できます。
現代は、働く70歳代も増加しています。厚生労働省「令和4年版高齢社会白書」によれば、働く70歳代の割合は以下の通り。
こちらは70歳代全体になりますが、70歳代前半の32.6%が、75歳以上の10.5%が働いており、70歳代の就業率は年々増加しています。
今後もこの傾向は続くと考えるでしょう。