まとめにかえて

今回は、厚生労働省の最新データをもとに、各種世帯の所得について解説してきました。

所得の金額を「平均」で見ると、ある程度まとまった金額に感じられます。しかしその内訳や中央値でみると、日本全体の所得は一部のお金持ちが平均値を押し上げており、平均に満たない世帯が過半数であることもわかりました。

相次ぐ物価上昇などで、今後の暮らしが明るくなる見通しもなかなか立ちづらいものです。とはいえ、人生100年時代と言われる今日、老後に向けた貯蓄は誰にとっても課題です。

いきなり大きく貯蓄を増やそうとせず、まずはできる範囲からコツコツと貯蓄を進めておきたいところです。

今ではスマートフォンで簡単に家計簿をつけるアプリも続々登場しています。また、つみたてNISAやiDeCoといった、投資初心者でも少額からはじめやすい制度も整いつつあります。

まずは自分に適した貯蓄の手段があるか、じっくり調べてみてはいかがでしょうか。

参考資料

齊藤 慧