4. マネープランは長期で立てる
なかなか比べることのない、20歳代と70歳代の収入を比べてみました。
はたらくシニアは今後も増えていくでしょう。20歳代はまだ年収が低い方も多く、70歳代より低いケースもあるのかもしれません。
しかし、今後は年収があがることを見越し、老後に向けた貯蓄を早めに始めることが求められます。
今の現役世代が老後を迎える頃、年金の水準は下がっている可能性があります。現在は原則65歳からの受給ですが、70歳スタートとなる可能性もありますね。
ますます厳しくなる老後事情ですが、今の70歳代が現役時代になかった「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」などの制度がある強みはあります。
こうした制度もうまく活用し、老後に向けたマネープランを長期的に立てていきたいですね。
参考資料
太田 彩子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)