結婚やお子さんの誕生、マイホーム購入といったイベントは、マネープランについてじっくり考える良い機会ですね。住宅資金やこどもの教育費は、必要な金額や時期がある程度見えていますが、老後のお金はどうでしょう。
リタイヤ後にどの程度お金が必要か、年金はどのくらい受け取れそうか、イメージしてみたことはありますか?「月20万円あれば、十分暮らしていけるかも」などと、ざっくりイメージする方もいるはず。
公的年金の給付水準は、物価や賃金の変動に応じて見直しが行われます。とはいえ、今のシニア世代がどのくらいの年金を受け取っているかを知ることで、遠い将来までを意識した「お金の計画」を立てる何らかの参考にはなるでしょう。
今回はサラリーマンだった人が受け取る「厚生年金」事情を、「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(厚生労働省)をもとに追っていきます。