70歳代以上の厚生年金・国民年金の受給額を5歳刻みでチェック

定年後の資金源の大きな柱が公的年金です。公的年金の受給額を知ることで、老後の生活をよりリアルに想像できるでしょう。

ここからは、厚生労働省の「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、70歳代以降の年金受給額を5歳ごとにながめていきます。

厚生年金(第1号)の平均年金月額

※含:国民年金(基礎年金)の月額

  • 70~74歳:14万5705円
  • 75~79歳:15万569円
  • 80~84歳:15万9529円
  • 85~89歳:16万2705円
  • 90歳以上:16万1506円

国民年金(基礎年金)の平均年金月額

  • 70~74歳 5万7010円
  • 75~79歳 5万5880円
  • 80~84歳 5万6916円
  • 85~89歳 5万5633円
  • 90歳以上 5万554円

70歳代以上の平均年金月額は、国民年金なら5万円台、厚生年金なら14万~16万円となりました。

厚生年金と国民年金の平均額は、約10万円の差があることもわかります。

70代以降の生活費は年金だけで足りるか

生命保険文化センターの資料によると、夫婦2人で老後生活を送る場合の「最低日常生活費」は月額で平均22万1000円です。

加えて、「ゆとりある老後生活費(最低日常生活費+ゆとりのための上乗せ費用)」は、平均で36万1000万円もかかります。

上記はあくまで参考値ですが、年金収入だけで老後を豊かに暮らすのはなかなか厳しそうです。年金以外にある程度の貯蓄があった方がいいでしょう。