3. 繰下げ受給をする人の割合はどれくらいか
実際にどれくらい繰下げ受給をする方がいるのでしょうか。厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月公表)より確認します。
まずは国民年金です。
国民年金(基礎年金)の繰下げ率をみると、「基礎のみ・旧国年の受給権者」の繰下げ率は令和2年度末現在で1.7%でした。
新法厚生年金保険(老齢厚生年金)受給権者のうち、特別支給の老齢厚生年金の受給権者を含まない受給権者の繰下げ率は令和2年度末現在で1.0%でした。
国民年金・厚生年金ともに本来の年齢で受け取る人が最も多く、国民年金のみでみると繰上げ受給をする人も一定数見られます。
しかし繰下げ受給は両者とも1%台となっており、まだ繰下げ受給をする人は多くないといえるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)