1. 年金の繰下げ受給。国民年金と厚生年金の仕組みも確認
まずは日本の公的年金のしくみを確認します。
日本の年金は1階部分が「国民年金」、2階部分が「厚生年金」となっています。
国民年金には自営業や専業主婦の方が、厚生年金には会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入します。
国民年金(基礎年金)と厚生年金ともに、65歳からの受給が一般的です。
ただし、両方とも66〜75歳まで繰上げて受給することが可能です。繰り下げた期間によって年金額がひと月0.7%増額され、その増額率は一生変わりません。
国民年金と厚生年金は別々に繰り下げることも、また、どちらか片方だけ繰り下げることも可能です。