ひとりの老後生活費もグラフで男女別にチェック

総務省「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果 結果の概要」(2021年2月26日公表)より、年代別のおひとりさまの生活費の平均を確認しましょう。

出所:総務省「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果 結果の概要」(2021年2月26日公表)

40歳代で月の消費支出が男性で約17万円、女性で16万円台半ば、50歳代では男性で約18万円、女性で17万円台半ばです。

60歳代になると男女ともに17万円前半、70歳代では14万円台後半へと下がります。

全体で見ると「住居」が40歳代未満や40歳代で多く、年齢があがるにつれ基本的には割合が減る傾向にあります。

ただ持ち家と賃貸では、老後の家計にかかる負担が大きく異なります。おひとりさまは賃貸の方もいるため、老後の住まいや住居費をどうするかは今のうちから考えたいところでしょう。

男性だけで見ると、全年代で「食料(外食を除く)」と「外食」 が消費支出の4分の1を占めているのが特徴的です。女性についても70歳代以降は食費が出費の4分の1を占めることは頭に入れておきたいですね。

その他に「光熱・水道」や「保健医療」が老後増えていき、「交通・通信」は減少傾向にあります。

70歳代になれば月の消費支出は減るものの、食費や光熱費、保健医療などの負担割合が増えることは把握しておきましょう。

また、これ以外に社会保険料や税金といった非消費支出もかかるため、そちらもあわせて老後の生活費を予定しておきましょう。