利用していない口座を持ち続けることに対する注意点
上で述べたとおり、一定期間取引のない預金に対して、手数料を徴収する金融機関が増えてきています。
そうすると、知らないうちに、口座の預金残高が減っていくことになります。
最初は1万円以上あった預金口座でも、気付けば残高が1万円以下になってしまう可能性も十分にあり得ます。
預金残高が1万円以下になると休眠預金として扱われることから、自分でも知らないうちに休眠預金になってしまう点に注意が必要です。
使っていない預金口座を放置しておくと、知らない間に休眠預金となっている可能性があります。
そのような状態を事前に防ぐためにも、使わなくなった預金口座については、そのままにしておくのではなく、解約手続きを取るなどの対策を取っておくようにしましょう。
参考資料
- 金融庁「長い間、お取引のない預金等はありませんか?」
- 金融庁「預貯金者の方などのためのQ&A」
- 三菱UFJ銀行「未利用口座管理手数料(2021年7月以降に新たに普通預金口座を開設されるお客さま)」
- 三井住友銀行「【手数料】2021年4月に導入された紙通帳利用手数料、デジタル未利用手数料について知りたい」
- みずほ銀行「みずほe-口座のご利用にあたって」
新井 智美