所得補償保険とは?

所得保障保険とは損害保険の1つで、病気やケガなどで働けなくなった際の収入を補償してくれるものです。生命保険会社が販売する「就業不能保険」と内容は同じですが、損害保険であるが故に生命保険とは異なる点があります。

所得補償保険の特徴

所得補償保険は損害保険の商品ですので、原則として保険期間が1年と短期間に設定されています。

また、補償の範囲も、「被保険者が保険期間中に病気やケガなどを原因として身体に障害を被り、その直接の結果として就業不能の状態になった場合に、被保険者が被る損失」となっており、保険金額も加入している保険制度によって異なるといった特徴があります。

例えば損保ジャパンの所得補償保険では、契約直前12ヶ月における所得の平均月間額の範囲内で、加入している健康保険制度によって画像のように決められています。

また、免責期間が生命保険に比べ、7日間など短く設定されている点も特徴です。

所得補償保険のメリット・デメリット

所得補償保険には、以下のようなメリットそしてデメリットがあります。

所得補償保険のメリット

  • 病気がケガで収入がなくなった際、収入の一部が補償される
  • 収入保障保険と比べ、免責期間が短い(給付を早く受け取れる)
  • 保険料が安い

所得補償保険のデメリット

  • 給付金が支払われる要件が厳しい
  • 給与所得者にはあまり加入するメリットがない