4. 厚生年金と国民年金「夫婦世帯やシングル世帯」で受給額はどこまで変わるか
日本年金機構が紹介する年金の目安額「月21万9593円」に加え、国民年金と厚生年金の受給額もご紹介しました。
これらをもとに、夫婦の形態や加入する年金で平均額を試算していきます。
4.1 シングル世帯の年金額
- 男性で厚生年金:16万4742円
- 女性で厚生年金:10万3808円
- 男性で国民年金:5万9040円
- 女性で国民年金:5万4112円
4.2 夫婦世帯の合計年金額
- 夫婦とも厚生年金:26万8550円(夫:16万4742円+妻:10万3808円)
- 夫が厚生年金+妻が国民年金:21万8854円(夫:16万4742円+妻:5万4112円)
- 夫が国民年金+妻が厚生年金:16万2848円(夫:5万9040円+妻:10万3808円)
- 夫婦ともに国民年金:11万3152円(夫:5万9040円+妻:5万4112円)
夫婦共働きで厚生年金に加入する場合、2人の合計で26万8550円となります。ここまで受給できれば、老後は安泰に感じるかもしれません。
一方で、シングル世帯や夫婦ともに自営業の世帯などは、年金だけでの暮らしに不安を感じる金額ですね。
また忘れてはならないのが、「平均通りの年金が受給できる保証はない」という点です。
たとえ厚生年金に加入していても、給与や加入期間に左右されること。さらに水準が将来にわたって減少する可能性があることを踏まえると、定期的に「自分の目安額」を確認する必要があるといえます。
確認するにはねんきん定期便やねんきんネットを活用するといいでしょう。