4. まとめにかえて

国家公務員と民間企業の給与を比べてきましたが、職種や企業規模、勤続年数によっても民間企業は大きく給与が異なります。

また、民間企業は正規・非正規でも給与水準が異なり、正規の平均給与は496万円ですが、非正規は176 万円(男性228万円・女性153万円)です。

「安定性」のみを考えるのであれば、やはり民間企業に比べて公務員のほうが安定性は高いでしょう。

しかし最近では転職される方も多く、新卒で入社してから定年まで勤め上げるという方も減りつつあります。職業は「就く」こともさることながら、「続ける」ことも重要でしょう。

また、2019年には「老後2000万円問題」が話題となりましたが、2022年度は年金額が0.4%減額されるなど、少子高齢化の今誰もが老後対策をおこなう必要があります。

今回は平均給与をご紹介しましたが、お金に関してはいくら収入を得るかだけでなく、「どう使うか、貯めるか、運用するか」といったことも重要なことは忘れてはならないでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子