2. 民間企業の平均給与はいくらか?

では次に、民間企業を見ていきましょう。

国税庁の資料によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は433万円でした。先程の公務員と比べると低くなりますね。

ただ業種や職種、年齢、男女によっても給与の差が大きいのが民間の特徴です。ちなみに男女別の平均給与は男性532万円に対し、女性293万円と、男女だけでも約200万円の差があります。

参考までに、100万円以下~2500万円以上の給与所得者数を見てみましょう。

出典:国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」

全体で最も多いのは「300万円超 400万円以下」で17.4%、次いで「200万円超 300万円以下」15.5%、「400万円超 500万円以下」14.6%。

「100万円以下」が8.4%な一方で「1000万円超」は4.6%と、給与の差が大きいのは民間ならではと言えるでしょう。