3. つみたてNISAやiDeCoで後悔1. 「つみたてNISAとiDeCo」使い分けをすればよかった
まずは使い分けのポイントです。
どちらを選ぶにせよ、一般的に長期目線での資産運用が基本の考え方です。しかし、急事の用で資金が必要になることもあるでしょう。
その場合注意いただきたいのは、iDeCoは原則60歳にならなければ受け取れないということです。
「老後資金のために」と割り切って始めたとしても、マイホームやお子様の教育資金など大きなお金の準備でまとまったお金が必要となるケースも想定しておくことが必要です。
そういった可能性を踏まえ、闇雲に「節税になるから」といった理由で始めるのは危険です。計画性を持って無理のない金額で活用することをおすすめします。
4. つみたてNISAやiDeCoで後悔2. 家計の資産全体からとれるリスクを考えればよかった
資産運用を考えるとき、「なるべくリスクを抑えたい」と、特に初心者の方こそ安定的な金融商品を選びがちです。
一般的にはリスクは「値下がりすること」「元本が減ること」「損をすること」があり、極力避けたいと考えるでしょう。
しかし、あまりにもリスクを抑え過ぎるとリターンも同じくらい小さくなってしまいます。結果的に、全然増えていないということも起こり得ることになるでしょう。
将来大きく資産を増やしていきたいのであれば、選ぶ商品でリスクを過剰に抑えるのではなく、成長が期待できる資産を毎月買付し、ある程度積極的な運用も必要です。
また、ご家庭の貯蓄状況によっても変わってきます。ご家庭の貯蓄全体を見渡して、どれくらいのリスクが取れるかを考えましょう。