4. 景気の影響を受けにくい投資は?
今回紹介したように、バブル経済と、バブル崩壊は今後も繰り返される可能性があります。
今後長期的に投資で資産を増やしていきたい方は、以下に紹介する景気の影響を受けにくい投資方法を取り入れることを検討してみましょう。
4.1 長期・積み立て・分散投資
投資はしてみたいけれどバブル崩壊やリーマンショックのように大幅に下落することがあると怖いという方は、①長期間、②毎月一定額を積み立てながら、③複数の異なる値動きの特徴が異なる投資で運用をする分散投資が有効です。
リスクがなくなるわけではありませんが、一定のリスク抑制効果は働くでしょう。
4.2 投資信託
投資信託はファンドマネジャーが自分に変わって、複数の商品を選んで分散投資をしてくれる金融商品です。
長期投資、積み立て投資、分散投資のなかで最もネックになる分散投資をプロに任せられるので、初心者でも比較的取り組みやすい金融商品です。
4.3 不動産投資
バブル崩壊は、住宅などの資産価格が暴落したことがきっかけであることを考えると、不動産投資は怖いと感じるかもしれません。
しかし、不動産投資は不動産を売買して収益を得る方法もありますが、ここで紹介するのは、購入した不動産を貸し出して、定期的に家賃収入を得る投資方法です。
不動産投資のうち家賃収入を得る投資手法は、一般的にミドルリスク・ミドルリターンの投資といわれています。
景気によって不動産価格は上下しますが、株式に比べると価格の値動きは少ない傾向があります。立地が良い物件なら、なおさらその傾向は強くなるでしょう。
また、インフレやデフレになっても家賃価格は急激には変動しない傾向があります。バブルなどの景気の影響を避けて投資をしたい方は、家賃収入で収入を得る不動産投資方法を検討してみてもいいでしょう。
5. まとめ
バブル崩壊は日本固有の出来事ではなく、世界でもバブル経済やバブル崩壊は過去に何度か起こっています。
これから投資を始めたいと思っている方は、こうしたバブル崩壊の話を知ると、少し投資に対して距離を置いてしまうかもしれません。
しかし、短期的に大きなリターンは見込めませんが、長期投資・積み立て投資・分散投資を取り入れた投資や、投資信託、家賃収入を目的とした不動産投資といった投資方法ならリスクを抑えて安定したリターンを得られる可能性があります。
投資はしたいけれど暴落が怖いという方は、まずここで紹介した投資方法から検討してみるとよいでしょう。
※この記事はLIFULL HOME'S 不動産投資コラムより提供を受けたものです。
参照記事
LIFULL HOME'S 不動産投資編集部