震災発生から1カ月後でも物資不足に悩まされる可能性も

被災地に物資が届くまでには基本的に3日程度かかるといわれています。

物資の確保や交通網の確認などにある程度の時間を要するため、行政や各種機関が物資を被災地に即日届けることは不可能に近いでしょう。

また、震災から3日経てば、物資が潤沢になるわけではありません。

日本栄養士会災害支援チームによると、東日本大震災では震災から約1カ月経たあとも約80%の避難所で食料不足に陥っていました。

提供される食事はパンやおにぎりが多く摂取できる栄養が偏り、被災者の中には栄養不足で身体に不調をきたす人も珍しくなかったとも各種メディアで報じられました 。

災害の規模によって状況は異なりますが、このような場合があることも知っておきましょう。