3. 自分の年金見込額はどうやったらわかるのか

自分の年金の見込額を知る場合、誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」が参考になる場合があります。特に50歳以上の場合は、「今の収入が継続した場合」での見込額が記載されているため、目安がつかみやすいでしょう。

一方、50歳未満の方の場合、ねんきん定期便には「これまでの加入実績に基づいた試算額」しか記入されていません。

そのため、実際の受給額よりも少ない金額になることが一般的です。この場合は「ねんきんネット」で試算してみるのが正確でおすすめです。

ねんきんネットとは、日本年金機構が運営するサイトのことで、主に自分の年金受給額をシミュレーションすることができます。

これまではユーザIDを取得する必要があり、さらにユーザIDを取得するには、基礎年金番号やメールアドレスを入力して登録申請することが必要でした。

しかし現在は、マイナポータルを経由することでログインすることが可能になりました。ねんきんネットに登録できれば、これまでの加入実績や将来の年金見込額などが確認できます。

冒頭で触れた「転職」の影響についても、収入見込額を入力すれば将来の年金額をシミュレーションすることもできます。

こうしたツールを駆使することで、正確に年金見込額を把握しましょう。