3. 住宅ローンの繰上げ返済は他の費用と合わせて考えよう
繰り上げ返済ができればローンがなくなる喜びがありますが、最近は超低金利時代であり、住宅ローンの金利は他のローンと比べても低くなっています。
住宅ローンとともに考えたいのが、長い目で見た教育費や自動車購入費用などです。
繰り上げ返済をしたものの、貯蓄の多くがなくなってしまうとその後の生活が厳しくなります。住宅ローンは返したものの、教育費や自動車の購入などでローンを組みたいと考えた場合、住宅ローンよりも高い金利でローンを組むことになることも。
金額が大きいため、つい早く住宅ローンを返したいと思ってしまいますが、生活費や他のまとまった資金との兼ね合いを考えることが重要です。
手元に資金があり、先を見据えても無理がない状態なら繰り上げ返済でも良いですが、少しでも無理がある場合には金利が低い間は住宅ローンはそのまま払いながら、手元の貯蓄を手厚くすることを考えるのも一つです。
いずれにせよ、慎重に検討しましょう。
4. まとめにかえて
住宅ローンは金額が大きい分、返済も焦りがちです。
ただ教育費や自動車購入、老後資金などとあわせて総合的に考え、またご夫婦の働き方やライフプランもあわせて慎重に検討することをおすすめします。
参考資料
宮野 茉莉子