ジャフコグループとは、野村グループのVCから現在は独立系VCに

ジャフコといわれても世間的にはそれほど名前の知られた会社ではありません。しかしベンチャー及び投資ファンド界隈では知らぬ者のいない有名企業です。

ジャフコは1973年4月に日本合同ファイナンスとして野村証券を中心に、日本生命、三和銀行(当時)の出資で設立されたベンチャーキャピタルです。

その後、野村証券グループ(以下、野村グループ)の企業として成長して国内最大手VCとなり、1987年6月には店頭売買銘柄(当時)として登録。世界的にも珍しい上場VCとなりました。

野村グループの国内最大手VCとして活躍が続いた同社ですが、2017年11月に野村グループが株式を手放すことで独立し、独立系VCに転じています。ただしこの独立により安定株主がいなくなったことが、旧村上ファンドが付け入る隙の一端となりました。

野村グループから独立系へと変化はありましたが、ジャフコは上場する最大手VCとしてベンチャー業界では常にその動向が注目される会社です。