「つみたてNISA」下落時でも保有し続けられる投資信託選び2. 一国集中にしない
インデックス投資信託といっても、投資先には日本や米国、先進国、新興国、全世界などがあり悩むでしょう。特に米国株式と全世界株式で悩む方が多いかもしれませんね。
米国株式では魅力的な企業が多いですし、全世界であれば分散して投資できるというメリットがあります。
一方でデメリットは米国では一国集中になってしまうことが、全世界では分散されすぎている点などが挙げられます。
ただ、今後どのようなことが原因で相場が大きく下落するかは誰しも予想できません。そう考えると、一国に集中した投資はリスクが大きいといえるでしょう。
短期で売買するのなら良いのですが、長期間保有するとなると、どのような理由で下落してもその後成長すると思える先への投資を考えたいものです。
まとめにかえて
つみたてNISAについてはさまざまな情報であふれていますが、その仕組みや商品の特徴についてはきちんと確認してはじめることをおすすめします。
自分で納得のいく商品を選んでくださいね。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。