【気象庁】記録でわかる!日本はどれだけ暑くなっているのか【平均気温編】
以下が気象庁が掲載している「1898〜2021年の8月平均気温偏差」です。長期的には100年あたり1.11℃というペースで温暖化傾向がみられています。
気象庁の計測によると、直近30年分における8月の平均気温は以下のように推移しています。
このグラフは気象庁の観測データをそのまま用いています。しかし、2014年11月に東京の観測拠点は移転しており、2014年11月以降の平均気温の計測値は0.9℃低下したと推計されています。
そこで、上述のグラフで2015年以降のデータに0.9℃ずつプラスして、仮想的に観測条件を揃えてみた結果が以下となります。
直近30年間における8月の平均気温はおおむね右肩上がりとなっており、29℃を超えた年は1992~2001年には計1年だけでしたが、2002~2011年では計2年、2012~2021年では計5年観測されています。
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