8月は季節柄、お盆の時期で市場の参加者が少ないため、株価が上がりにくい「夏枯れ相場」と言われています。
とはいえ、8月の日経平均株価はお盆の時期でも底堅く推移しており、珍しく夏の賑わいを見せています。
富裕層であれば、多くの人が一度は経験したことがある株式。
筆者は、前職の証券会社時代、多くの富裕層の方と関わってきました。富裕層となった背景は人さまざまですが、もともとお金持ちだった人ばかりではありません。
実は、資産5000万円以上の「準富裕層」であれば、将来誰でも手が届く可能性があります。
今回は、そんな「準富裕層」の割合はどれくらいか解説したいと思います。実際に「準富裕層」を目指すポイントについても併せてご紹介します。
【注目記事】富裕層が節約するポイントは4つ!節約と倹約の違いを元銀行マンが解説
1. 世帯の純金融資産保有額
「株式会社 野村総合研究所」によると、純金融資産保有額をベースに総世帯は全部で5段階に分けられます。
「純金融資産保有額」とは、世帯の保有資産(預貯金・株式・債券・投資信託・保険など)の合計額からローンなどの負債を差し引いて割り出すことができます。
1/1
出典:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」
純富裕層だけをピックアップすると341万8000世帯のため、全体に占める割合は約6%となります。(341.8/5402.3(全世帯合計)=6.32%)
かなり少数の割合であることがわかりますね。
2. 富裕層の人の特徴
ここでは、富裕層の人の特徴を一つご紹介します。
富裕層は倹約家な人が多く、「消費」だけではなく「投資」を行います。
日頃からコストを意識し、お金を払う対価を見極めています。
つまり、無駄なものに「消費」するのではなく、必要なものや価値あるものだけに「投資」をしているのです。
「投資」と聞くともともとお金がある人がギャンブルのようにお金を増やす行為と考えがちですが、必ずしもそうではありません。
「投資」とは、今自分が注ぐエネルギーが、将来プラスとなって返ってくる行動のことを言います。
エネルギーとなるのは、時間やお金などさまざまです。
富裕層は、今ある限られた時間やお金を使って、未来のことを考えながら行動しているということです。
その持続的な行動が結果となって地位や名声、富をもたらすのかもしれませんね。
まずは、今ある時間やお金は有限だということ考えながら行動することが、富裕層に近づく一歩となるでしょう。
3. 準富裕層を目指す具体的な方法
前述のように、投資の考え方を身につける他、資産の点で「準富裕層」の仲間入りをする方法をご紹介します。
それは、正しい運用方法でできる限り長く資産運用を続けることです。
資産運用の王道は、「長期・分散・積立」です。
月々5万円を6%で30年間積立てた場合でも、最終的に積立金額は約5000万円程度となります。
早期に5000万円を作るには、手元にある資金をまとめてハイリスクハイリターンの商品につぎ込み、タイミングよく売買をする必要があります。
ただし、その方法で成功するには相当の知識と時間と注意力が必要です。
また、失敗したときには手元資金を失い、商品によっては借金を背負う可能性もあります。
失敗を極力避けて手間を少なく資産運用をする場合は、いかに長く運用できるかがポイントです。
準富裕層に仲間入りできるのは老後になるかもしれませんが、生涯長く運用し大きく増やすためにも、なるべく早く積立運用をスタートさせましょう。
4. まとめにかえて
富裕層の割合を見て、いかに貴重な存在かがおわかりいただけたと思います。とはいえ、今ある行動が未来の自分につながるため、決して他人事ではありません。
例えば、「消費」の一つである無駄な買い物を減らすことや、収支を見直して貯蓄や資産運用の額を増やす行動は、未来への「投資」といえます。
まずはできるところから見直して、今からでも富裕層へ近づく一歩を踏み出してみませんか。
参考資料
西森 遥
