事前に医療費がわかっている場合は「限度額適用認定証」を申請
高額療養費は、まずは3割の医療費を支払い、その医療費が高額療養費の自己負担限度額を超えたら、払戻しを受ける仕組みになっています。
申請先は、ご自身が加入している公的医療保険で、高額療養費の支給申請書を提出または郵送することで支給が受けられます。
公的医療保険というのは、健康保険組合・協会けんぽの都道府県支部・市町村国保・後期高齢者医療制度・共済組合などをいいます。
実際に、払戻しを受けるには審査期間も含めて3ヵ月ぐらい時間がかかります。しかし、入院などの予定があり、医療費がかかることを事前に予想できることがあるかもしれません。
そんなとき「先にわかっているんだから、なんとかならない?」と思う場合もあります。その場合は、加入している公的医療保険に「限度額適用認定証」を申請し、準備をしておきましょう。
そうすれば、窓口で医療費を支払うときに、限度額適用認定証と保険証を提示すれば、高額療養費の自己負担限度額だけの支払いで済ませられます。
まとめ
民間の医療保険を検討するときは、高額療養費制度をベースに考えましょう。そうすれば、ムダに保障をつけて、負担が大きくなりすぎるのを防ぐことができます。
参考資料
舟本 美子