2. マンション内入居者トラブルトップ3
上記した国土交通省の調査データの中で最も多い「居住者間のマナー」。具体的にはどのような内容のトラブルが起きているのでしょうか。
2018年の調査では、マンション内入居者トラブルのトップ3は
- 1位 生活音(騒音)
- 2位 違法駐車・違法駐輪
- 3位 ペット飼育
という結果でした。
それぞれの項目をもう少し具体的にみていきましょう。
2.1 入居者トラブル 第1位 騒音
マンション内の入居者トラブルで最も多い「騒音トラブル」。マンションという集合住宅ならではのトラブルですね。
騒音トラブルの具体的な内容を見てみましょう。
その他にも、
- 楽器を演奏する音がうるさい
- 扉の開閉音が響く
- 電話の呼び出し音、目覚まし音が大きい
- 掃除機など家事で発生する音が聞こえる
などのトラブルもよく見られます。
隣室に響く生活音を完全に防ぐことは難しく、また人によっても感じ方が異なるため、トラブルになりやすいといえるでしょう。
2.2 入居者トラブル 第2位 違法駐車・違法駐輪
2013年までの調査では入居者トラブルの1位だった「違法駐車・違法駐輪トラブル」。2018年の調査でその割合は減ったものの、いまだ2番目に多い入居者トラブルとなっています。
具体的なトラブルの内容は、
- 自分の駐車場に他の車が停められている
- 敷地内のスペースに無断で車や自転車が停められている
- 周辺の路上に違法駐車・違法駐輪する人がいる
などが挙げられます。
違法駐車・違法駐輪以外にも、以下のような駐車場・駐輪場トラブルが発生しています。
2.3 入居者トラブル 第3位 ペット飼育
入居者トラブルの第3位に上がっているのが「ペット飼育」に関する問題です。
具体的には、
- ペットの匂いがきつい
- 鳴き声がうるさい
- 部屋を走り回る足音が響く
- ペット禁止のマンションで無断で飼育している
- 共有スペースで放し飼いしている
などが挙げられます。
ペット飼育可のマンションであっても、ルールを守らない人がいたり、あまり動物が得意でない人が住んでいたりするケースもあり、比較的多いトラブルとなっているようです。