3. 投資FIRE「不労所得月10万円」を作る方法4選

FIREするための資産を築いたあとは、その資産をもとに不労所得を得られる資産に投資していきましょう。

投資といっても、さまざまなものがあります。代表的な4つを見ていきましょう。

3.1 投資FIRE「不労所得月10万円」を作る方法1:債券

債券は、国や企業などの発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらう、というイメージです。

貸す期間が予め定められているものが多く、期間が満了となる償還日には、額面金額が返ってくる仕組みです。

利息が受け取れ、額面通りの金額が戻ってくることから、発行体の信用度によりますが、債券は数ある投資商品のなかでも比較的安全性が高い商品とされています。

ただし、安全性は、発行体の信用度に左右されるという点には注意が必要です。購入する前には、発行体の格付けなどを目安に判断しましょう。

また、最近は利息の良いものを選ぶ場合には外貨建となっていることもあり、その場合は為替リスクが伴うことは認識しておきましょう。

3.2 投資FIRE「不労所得月10万円」を作る方法2:投資信託

投資信託は投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。

投資信託の運用がうまくいって利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って、損をすることもあります。

運用を自身で行うわけではないため、手間をかけずにできるのがメリットですが、運用によって生じた損益は、それぞれの投資額に応じてすべて投資家に帰属することに注意しましょう。

3.3 投資FIRE「不労所得月10万円」を作る方法3:株式

不労所得の株式は、株式への投資に対する「配当金」を得ることで収入につなげる手法です。インカムゲインと呼ばれる配当金を狙うのが一般的でしょう。

株式を購入する企業の業績や評判、十分な配当金を得るための資金力といった観点が重要になってきます。

先ほど述べた債券や投資信託に比べて、変動リスクは高いと言えるでしょう。

3.4 投資FIRE「不労所得月10万円」を作る方法4:不動産

不動産物件を購入し、家賃や敷金・礼金などで収入を得る方法もあります。物件の購入自体はローンを組めるため比較的簡単なものの、住人が集まらなかったり、退去したりすることによる収入への影響が大きい側面があります。

また、株式や投資信託のように一部の売却や、自身のタイミングで売却できる資産というわけでないため、流動性リスクにも気をつける必要があります。