2. 投資FIREするための「資産の形成」と「不労所得」

不労所得で資産を築くイメージを、金融庁の資産運用シミュレーションで具体的な数字でみていきましょう。

条件は以下の通りとします。

  • 投資金額:5万円(毎月積み立て)
  • 期間:30年
  • 想定利回り:6%

※運用には手数料や税金がかかることがあるため、実際の数値とは異なる可能性があります。

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」

仮に毎月5万円の積み立てが継続でき、かつ、6%の複利運用で30年続けることができれば約5000万円の資産を築くことができます。

資産の預け先となる「利率」と「期間」がとても大事であることが分かりますね。

6%のリターンを条件とした理由について、詳しくここでは述べませんが、世界株式で運用すると過去20年平均で約6%のリターン、過去30年平均で約7%のリターンとなるため試算しました。

次に、5000万円をもとに不労所得の10万円を毎月受け取れるには何%で運用できれば良いのかを考えてみましょう。

  • 10万円×12カ月=120万
  • 120万÷5000万=2.4%

2.4%程度のリターンを得られる財産に5000万円を預けることができれば、月に10万円を不労所得として受け取れることになります。

預金で預けている方にとって、リターンの2.4%は高いと思われるかもしれませんね。

我が国の公的年金の運用成果も過去20年を振り返り、平均3%程度のリターンで運用されていることを考えると、実現可能な数字といえるのではないでしょうか。