クオカードは、株主優待の定番ともいえる品です。端数まで無駄なく使い切れるプリペイドカードであることに加え、コンビニや書店など多くの店舗で利用できるので使い勝手もよいですね。

投信1編集部は今回「5月末に権利確定日を迎え、株主優待がクオカード」という銘柄のうち、一番お得な銘柄はどの銘柄なのかを独自に調査!あくまでも5月末権利確定分だけに照準を合わせ、総合利回りで比較してみました。

注1:総合利回り=配当利回り+優待利回り(各利回りは年間ではなく、5月権利確定分のみで計算)
注2:2017年4月28日終値ベース

1位:タマホーム(1419)【総合利回り3.16%】

最低投資金額 63,300円

タマホームは、低価格高品質な注文住宅や不動産、リフォームなどを手がける住宅関連企業です。CMソングが頭に残っているという方も多いのではないでしょうか。

同社の株を100株以上保有すると、株主優待品の中からクオカード500円分を選ぶことができます。(5月末、11月末の株主が対象。株主優待申込書の返送が必要)。同社が2015年に優待制度を開始して以来、木村拓哉さんがデザインされた特製カードが続いているため、楽しみにしているファンの方も多いようです。

なお、期末配当は1株当たり15円が予定されています。

出所:タマホームの株主優待サイト

参考サイト:タマホーム(1419)の株主優待はグループ優待券やクオカード!(株1)

2位:ニッケ(3201)【総合利回り2.52%】

最低投資金額 87,400円

ニッケ(日本毛織)は、1896年創立の羊毛紡績大手で、ウールをもとにした高機能素材や羊毛加工技術を生かした資材などを展開する企業です。大型ショッピング施設から介護施設などの運営も行っています。

同社は今回、創立120周年にちなんだ記念株主優待を実施予定。5月末に100株以上保有する株主を対象に、通常の株主優待であるクオカード500円分に記念株主優待として700円分が加算されて、合計1,200円分のクオカードがもらえます。ただし、この記念優待は今回限りなのでご注意ください。

なお、同社は11月期決算企業で、5月末は1株当たり10円の中間配当が予定されています。

出所:ニッケ2017年1月13日付「創立 120 周年記念株主優待の実施に関するお知らせ
ニッケの株主優待情報サイト

3位:三機サービス(6044)【総合利回り1.70%】

最低投資金額 153,300円

三機サービスは兵庫県姫路市に本社を置き、ビルや店舗などの保守・管理を手掛ける企業。2017年4月27日付けで東証二部から東証一部への指定替えも果たしました。そんな同社の株主優待は、年1回、クオカード1,000円分(5月末に100株以上保有する株主対象)です。

なお、期末配当は1株当たり16円が予定されています。

出所: 三機サービスの株主優待サイト

株主優待を手にするための注意点

株主優待生活を楽しむためには2つ重要なポイントがあります。1つは、売買手数料が安く口座を開設するのに便利なネット証券に口座を持つこと。もう1つは、株主名簿に掲載されるタイミングで株式を購入することです。

ネット証券への口座開設は無料です。複数口座を開設し、実際に使いながら自分に合ったネット証券を見つける運用上手な方も少なくありません。

>>株主優待生活におすすめの証券会社は?

また、ネット証券各社では、口座開設のためのお得なキャンペーンを随時行っています。新しく口座を開設するなら、うまく利用したいですね。

>>ネット証券会社の口座開設キャンペーン・キャッシュバックまとめ

なお、株主名簿に株主として掲載されるためには、期末(=権利確定日)の3営業日前(権利確定日も含めると4営業日前)にあたる「権利付き最終売買日」までに株を購入しておく必要があります。

権利確定日も権利付き最終売買日も営業日ベースで数え、土日・祝日は含みません。詳しくは、以下のリンク先を参考してみてください。

>>権利確定日と権利付き最終売買日の一覧表(~2017年12月末まで)

まとめ

いかがでしたか。クオカードはコンビニや書店など、さまざまなお店で使うことができるので便利ですよね。株主優待ならクオカード!というコアなファンもいるようです。配当金も合わせてもらえるお得な銘柄をぜひ探してみてください。

LIMO編集部