【60歳代】住宅ローンが残っている人の残高「500万円以上」が半数

借入金がある人の中で、住宅ローン返済が「ある」人は 52.3%。

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199『60代の雇用・生活調査』(2020年3月公表)」

その返済金額ごとの割合も確認しましょう。

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199『60代の雇用・生活調査』(2020年3月公表)」

  • 30万円以下:7.7%
  • 31万円以上50万円以下:0.2%
  • 51万円以上100万円以下:4.6%
  • 101万円以上300万円以下:14.9%
  • 301万円以上500万円以下:11.3%
  • 501万円以上1000万円以下:24.5%
  • 1001万円以上2000万円以下:17.0%
  • 2001万円以上:7.4%
  • 無回答:12.4%

住宅ローンが残っている人のうち、500万円以上残っている人は48.9%とおよそ半分でした。

住宅ローンは払い終わりまで想定を

60歳代に入っても住宅ローンが残っている場合、500万円以上ある人が半数を占める結果となりました。

今は60歳代でも働く方が多いですが、住宅ローンが残っていれば払い終えるまでは働き続ける必要がある方が多いでしょう。

60歳代の貯蓄も見ましたが、老後資金が準備できていない人も少なくありません。実際に老後2000万円が必要かは個人差がありますが、昨今の年金の減額や物価高を考えると、老後資金は十分に備えたいところです。

住宅ローンを組む際には、教育費や老後資金など他の資金とあわせたマネープランや老後のライフプランまで検討されるといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子