60歳代「貯蓄や借入金」はどれくらいあるのか
住宅ローンは金利に合わせて、「いつ支払い終えるか」も重要です。現代では晩婚化が進んでおり、還暦を超えても住宅ローンが残る方もいるでしょう。
住宅ローンを払い終えるために、定年時期や老後生活のプランを変更する必要がある方もいます。実際に60歳代で住宅ローンが残っている人の金額を確認しましょう。
まずは独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199『60代の雇用・生活調査』(2020年3月公表)」を参考に、60歳代の貯蓄と借入金を確認します。
60歳代の貯蓄額
- 30万円以下:1.1%
- 31万円以上50万円以下:0.9%
- 51万円以上100万円以下:4.4%
- 101万円以上300万円以下:13.2%
- 301万円以上300万円以下:12.9%
- 501万円以上1000万円以下:18.1%
- 1001万円以上2000万円以下:17.3%
- 2001万円以上:14.4%
- 無回答:17.7%
60歳代の貯蓄は「501万円以上1000万円以下」の割合が最も多い結果になりました。2019年に話題となった「老後2000万円問題」は準備できていない人も多いようです。
借入金も確認しましょう。
60代の借入金
- ある:22.5%
- ない:73.9%
- 無回答:3.6%
60代の借入金額
- 30万円以下:2.6%
- 31万円以上50万円以下:4.2%
- 51万円以上100万円以下:10.1%
- 101万円以上300万円以下:18.4%
- 301万円以上300万円以下:9.5%
- 501万円以上1000万円以下:15.9%
- 1001万円以上2000万円以下:11.0%
- 2001万円以上:6.3%
- 無回答:22.0%
借入金は7割の人がないと答えています。
一方である人はおよそ5世帯に1世帯。そのうちローンが500万円以上残っている人は約3割でした。