家事分担の希望と現実にギャップも
同調査は、専業主婦世帯における夫婦の仕事時間、家事・育児時間(末子の年齢別)についても明らかにしています。
家事を配偶者と半分ずつ分担することを希望する男女が多い一方で、現実は雇用形態にかかわらず女性が家事を主に担当しています。男性が家事にかける時間は女性の半分にも到底及ばないことは明らかです。
また、仕事や家事、介護、育児を合算した時間は、女性の方が配偶者よりも長いです。
配偶者よりも家庭外で働く時間は少ない傾向にあるものの、家事などを含めると配偶者よりも自分の時間を取りにくい状況にあるといえるでしょう。
現代の女性は仕事、家事、介護・育児に大忙し
女性が男性同様にキャリアを開拓することは以前に比べればしやすくなりました。多くの女性が目標を掲げ、自己実現のために働いています。
働く女性が多い昨今ですが、多くの家庭で女性が家事を主に担当しています。半数以上が家事の公平な分担を希望していますが、現実は希望通り分担できていない家庭がほとんどです。
ただ、若い世代ほど夫婦での家事の公平な分担を希望する傾向にあるため、男女間の家事の分担率は今後変化していくかもしれません。
参考資料
西田 梨紗