【女性たちのホンネ】配偶者と家事の分担を望んでいる?

内閣府男女共同参画局が公表する「男性の家庭・地域社会における活躍について」(2022年4月19日)によると、家事に関する配偶者との役割分担の希望率は以下のようになります。

出典:内閣府男女共同参画局「男性の家庭・地域社会における活躍について」(2022年4月19日)

配偶者と家事を半分ずつ分担することを希望する女性の割合(外部サービスの利用の有無合計)

  • 18歳~29歳:69.3%
  • 30歳~39歳:67.7%
  • 40歳~49歳:59.9%
  • 50歳~59歳:65.7%
  • 60歳~69歳:53.9%
  • 70歳以上:46.8%

上記の調査結果によると、18歳~69歳の女性の半分以上が配偶者と家事の公平な分担を望んでいます。

また、70歳以上の女性については、4割以上が配偶者と家事を半分ずつ分担することを希望しています。

若い世代ほど家事を配偶者と分担することを希望しており、いわば家事を女性の仕事として捉えていない傾向が見られます。

そこには、女性の有業率増加に加えて、各種メディアで男性の家事育児を推進するような報道が多々行われていることも関係するのかもしれません。

同調査の結果で興味深いのは、家事が女性の役割であるという時代思潮をよく知る60歳以上の女性についても、半数前後が配偶者と家事の二分を希望している点です。専業主婦が現在よりもスタンダードな時代を知る女性たちのなかにも、家事の公平な分担を希望する方が少なくありません。

60歳以上の女性で自分が配偶者よりも家事を多く分担することを希望している方は3割未満です。