変動金利型の住宅ローンを選択する場合は金銭的な余裕を持つ
借入時に金利上昇局面にあろうがなかろうが、変動金利の住宅ローンを借り入れるときには金銭的な余裕を持つことが大切です。住宅ローンの借り換えにも、繰り上げ返済にも、一定額がかかります。
また、あらかじめ借り換えや繰り上げ返済をする「ライン」を決めておくのもおすすめです。
たとえば「固定金利/変動金利が〇%になったら固定に借り換えよう」と決めておくと、判断に迷いません。
幸いにも、上昇局面にあるとはいえ、固定金利もいまだ「低金利」といえる水準を維持しています。
金利変動を気にせず「安心」が欲しいという方には、固定金利の住宅ローンがおすすめです。
また全期間ではなく、一定期間を固定金利とした「固定期間選択型」の住宅ローンもあります。
いずれにしても、これから住宅ローンを借り入れる方は、各金利タイプの特徴やリスクを知ったうえで複数の金利タイプおよび金利が上昇した場合のシミュレーションを実施し、慎重に金利タイプを選択しましょう。
参考資料
- auじぶん銀行「住宅ローン」
- 住宅金融支援機構「金利情報」
- 住宅金融支援機構「【フラット35】借入金利の推移(最低~最高)令和3年4月から」
- 住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)」(2022年6月28日)
亀梨 奈美