住宅ローン「変動金利」を選択するなら金利上昇リスクへの備えを

変動金利と固定金利、どちらがいいとは一概にいえません。

現在は固定金利が上昇中で、変動金利は現状維持。しかしながら、世界的なインフレや金融引き締め、円安……それに長期金利が上昇基調にあるという事実から、変動金利も今後上がってくるものと考えていたほうが良いでしょう。

問題なのは、金利が上がったときの備えがあるのか。変動金利を選択する場合には、その仕組みを十分に理解し、リスクに対する備えをしておきましょう。

住宅ローン、直近の調査では変動金利が7割超

出典:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)」(2022年6月28日)

住宅金融支援機構による半年ごとの調査によれば、今年3月までの半年間で変動金利を選択した人は7割を超えています。

出典:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)」(2022年6月28日)

しかし同調査によれば、変動金利の商品性や金利リスクに対して「理解しているか不安」「理解していない」と回答した人は4割~半数以上と多く、疑問を抱えたまま変動金利を選択している人も少なくないことがわかります。