住宅ローン「固定金利」のみ上昇基調に
変動金利はここ数年、どんどん金利水準が下降していき、昨年にはauじぶん銀行が変動金利「0.289%」をつけ、史上最低金利を更新しました。
とはいえ、金利水準が下降基調にあったのは固定金利も同じです。
35年など長期の返済にわたる住宅ローンをわずか1%強の固定金利で返済していけるというのは、これまでの日本、そして世界的にも類を見ません。
しかし、22年に入ってから徐々に固定金利は上昇しており、フラット35の金利は7月に最低金利が1.5%を超えました(借入期間21年以上35年以下、融資率9割以下、新機構団信付き)。
変動金利に大きな変化が見られない今、「変動金利」と「固定金利」の金利水準の差が広がりつつあるのです。