植物を育てるときの困りごとといえば病気や害虫の発生。
病気や害虫の発生を完全に抑えるのは、なかなか難しいのですが対策をおこなうことで、ある程度軽減させることは可能です。
そこで今回は病害虫が発生する3つの理由と病害虫の発生を軽減させる方法を紹介します。さっそくみていきましょう。
病害虫が発生する「3つの理由」
病害虫が発生するのは3つの理由があります。
- 土に病害虫が潜んでいる
- 病害虫が発生しやすい環境になっている
- 病気に弱い品種を選んでいる
これらの要因が複雑に絡み合ってくると病害虫が発生しやすくなります。それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
土に病害虫が潜んでいるため
一度使った土の中にはウィルスや虫の卵が潜んでいることがあります。そのため、根を虫に食べられてしまったり、カビなどのウィルスによって病気にかかってしまうことも。
植物を育てたあとの土は栄養分が偏っているため、土中の微生物がうまく働くことができない状況です。このような土の状態で植物を植えたとしても、その植物は微生物の力をうまく活用することができず、病気にかかりやすくなります。
また、同じ土に同じ植物を植えても病気になったりして、うまく育たない場合があります。これを「連作障害」といいます。上述のように土中の微生物のバランスが乱れたことにより起こりやすくなります。