植物が育ちやすい環境に整える

株元を藁でマルチング(Jurga Jot/shutterstock.com)

植物を病害虫から守るには植物が育ちやすい環境を整えてあげることが大切。日当たりや風通しがよい場所を選んで育てましょう。

植物の病気の多くは湿気が原因のカビから発生します。鉢同士の間隔を空け、風通しをよくしてジメジメした環境にしないことがポイントです。

植物の葉は土に触れないように気をつけましょう。土に潜むウィルスが雨による泥跳ねで葉に伝染します。場合によってはマルチングなどをおこなって、葉が土に触れないようにしましょう。

他にも、防虫ネットをかぶせたりして虫を直接的に防ぐ方法もあります。

病害虫に強い品種を選ぶ

美しい花を咲かせる繊細な植物などは病気に弱い場合があります。このような性質の植物を育てるときは、定期的な農薬の散布など、手間暇をかけた世話が必要になります。

上手に育てられるか自信がない場合は病害虫に強い、丈夫な品種を選ぶとよいでしょう。最近は野菜苗や花苗でも耐病性のある品種が続々と作出されています。これらは初心者の方にもオススメです。

まとめにかえて

花や野菜がまるごとダメになってしまうような病気や害虫はなるべく避けたいもの。人間にとっても負担のない方法で、病害虫から植物を上手に守るようにしましょう。

植物を元気に育てるには豊かな土であることがポイントになります。バランスのとれた土を使うことで病害虫の発生を減らすことができるので、土づくりは手間を惜しまないでおこなうのがオススメです。

LIMO編集部