住宅ローンの繰り上げ返済のリスクとは
繰り上げ返済をコツコツすることで、ローン残高を地道に減らしていくのが好きな人もいるでしょう。
ただ、繰り上げ返済に固執してしまうと、病気やケガなどまとまった資金が急に必要になったときに困る可能性があります。
「繰り上げ返済したけど、やっぱり手もとに資金が必要だから返してほしい」と言っても残念ながら対応してもらえないでしょう。
また、住宅ローンより低金利で借金をする方法はあまりないでしょう。
繰り上げ返済した後、自動車の購入や教育資金がないためにローンを組む場合は、住宅ローンよりも高い金利で借りる必要があります。
手元に資金を置いておくことの重要性が分かると思います。
また、繰り上げ返済のために手もとの資金がない状態で失業や休業となった場合、住宅ローンの支払いが遅滞してしまっては本末転倒となります。
繰り上げ返済を無理してしようとせず、手元に資金を確保しておくようにしましょう。
ある程度生活に余裕がある人は、定年後に訪れる老後のために、積み立て投資などで資産をコツコツ増やしておくといいでしょう。
それらの資産が早い段階で大きく育てば、繰り上げ返済にも充てることができる可能性もあります。