【介護サービスの種類と特徴】施設サービス4つ
施設サービスとは、介護保険適用の施設に入居して受ける介護サービスです。
介護職員などが24時間体制で介護に当たり、緊急時でも対応が早いため家族の負担を減らせます。
施設サービスには次の4つがあります。
介護施設1. 特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームでは、入浴や排泄、食事などの介護や日常生活上の支援、機能訓練、健康管理などのサービスを受けられます。
入居できるのは基本的に「要介護3」以上の人です。入居費用が比較的安いことが特徴ですが、入居希望者も多いため、申し込みをしてもすぐに入居できない場合があります。
一度入居すると終身で利用できますが、施設によって医療ケアが必要となった場合に退去を求められることもあります。
介護施設2. 介護老人保健施設
介護老人保健施設の特徴は、入居者を自宅への日常生活に復帰させることを目標としていることです。
入居期間は3〜6カ月間と制限されており、入居すると日常生活上の介護とともに専門的なリハビリテーションが行われます。なお、入居できるのは「要介護1」以上の人と決められています。
介護施設3. 介護医療院
介護医療院は、病院のような長期にわたって療養できる機能と、生活施設としての役割をあわせ持っている施設です。
医師の配置が義務付けられており、医療ニーズの高い入居者の受け入れにも対応しています。
看取りケアも行われているため、最期まで入居できるというのも安心です。なお、入居できるのは「要介護1」以上の人です。
介護施設4. 介護療養型医療施設
介護療養型医療施設では、長期療養が必要な重度者の方を中心に受け入れる施設です。
介護医療院と同様に手厚い医療ケアを受けられることが特徴ですが、行事やレクリエーションは少なめです。
外見上は一般の病院と変わりませんが2023年度末に廃止が決まっています。