不動産投資で収益を出すためには、収益性の高い物件を購入する必要があります。

しかし、物件の収益性はひと目見ただけでは簡単に判断できません。

そのようなときは、レントロールと呼ばれるものを確認することで物件の収益性をある程度判断できます。

本記事では、レントロールとはどのようなものなのか、基本的な概要を解説します。

不動産投資における物件の選び方を知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

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1. レントロールとは?

不動産におけるレントロールとは、その物件の家賃や契約期間をはじめとする、賃貸借条件をまとめた一覧表のことで、「家賃明細表」と呼ばれることもあります。

基本的には不動産管理会社や物件のオーナーのどちらかが作成したうえで所持しており、オーナーが替わるタイミングで引き継がれます。

レントロールの役割は、その物件を購入すべきかどうかといった判断を行う際、買い手が物件を簡単に評価できるように、適切な情報を明確にすることです。

不動産投資において、まずは価値のある、つまり収益をきちんと生み出せる物件を購入することが、その後の成功を左右します。

そして物件の価値は、空室率や賃料、専有面積などさまざまな条件が複合的に組み合わさることによって決まります。

一つひとつの条件を都度自分で確認していくことは大変ですが、基本的な条件がひと通りまとめられているレントロールを見れば一目瞭然です。

そのため、不動産投資においては、レントロールに掲載されている情報をしっかりと読み取り、適切な判断を行うことで価値のある物件を購入できる可能性が高まるということです。