5. 「年金だけで安全」とは言えない時代に

厚生年金へ統合されたものの、それまで払っていた分や新たな年金払い退職給付もあり、まだまだ公務員がうらやましいと感じる方は多いでしょう。

とはいえ官民格差の是正を目指しているため、今後はこの格差が埋まることも予想されます。

また、令和4年度は昨年度より年金受給額は0.4%減額されています。少子高齢化の今、年金額が将来減る可能性は十分考えられます。

加えてこの春より物価高も相次ぎ、誰であっても老後資金に不安は感じるものでしょう。

たしかなものはなく、時代は変化するもの。公務員であれば安泰とは言い切れない時代になりつつあります。

自分で現状を把握し、長い目で見て貯蓄や運用をする姿勢が今後はより求められるでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子