2. 【買うべきじゃない投信1】自分では理解できていない

今はネットやSNSを見ればつみたてNISAに関する情報が数多く載っており、具体的にどのインデックス投信がおすすめかも紹介されています。

金融商品の数がこれほど多いので、参考にするのは仕方ないでしょう。しかし「このサイトやこの人が勧めているから多分大丈夫」と鵜呑みにして、ろくに調べもしないのはNGです。

よく見かけるのはS&P500に連動するインデックスファンド。実際にどのような先に投資しているのか、信託報酬はいくらかなど、内容については自身で必ず確認しましょう。

つみたてNISAは長期間運用することで、利息に利息がつく複利の効果を期待するものです。

お金が必要になれば売却して引き出すことはできますが、基本的には10年以上運用を続ける方が多いでしょう。

つまり、長期間運用し続けても自分で大丈夫だと思えるものを選ぶ必要がありますね。投資は自己責任なので、利益を得るのも、損をするのも責任はすべて自分にあります。

ネットやSNSの記事を書いている人も当然責任は取ってくれません。

だからこそ「おすすめだから」という受け身の姿勢ではなく、自分で調べて自分の頭で考えてください。

3. 【買うべきじゃない投信2】信託報酬が他より高い

投資信託を選ぶ際の基準の1つが、運用や管理にかかるコスト「信託報酬」です。金融庁がつみたてNISAのために選定した指定インデックス投信の報酬には下記の決まりがあります。

  • 国内資産を対象とするもの:信託報酬0.5%以下(税抜き)
  • 海外資産を対象とするもの:信託報酬0.75%以下(税抜き)

インデックス投信ではベンチマークと同じ値動きを目指す運用方針のため、同じベンチマークの投信の成績はほとんど変わりません。

そこで差が出てくるのが、信託報酬などの運用のコストになります。

同じベンチマークの投資信託であれば、信託報酬が安いものを選ぶといいでしょう。「1%以下の手数料ならそこまで大差ないのでは」と思いがちですが、信託報酬は保有している間ずっとかかるものです。

リターンにも影響するため、できるだけコストが低い商品に投資をするのは基本です。

ほとんど同じ投資対象で運用している場合は、信託報酬が低い方を選ぶと覚えておきましょう。