わが家は老後2000万円必要か考える

今回は統計をみてきましたが、実際に老後2000万円必要かはご家庭により異なります。

「老後2000万円問題」は、高齢夫婦無職世帯のひと月の収支が約5万5000円不足し、30年間で約2000万円不足するという計算をもとにしています。

出所:金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料「iDeCoを始めとした私的年金の現状と課題」をもとにLIMO編集部作成

ご家庭によって、老後いくら必要かは変わるでしょう。特に以下については考えたいところ。

  • 夫婦で貰える年金はいくらか
  • ひと月の生活費はいくらか
  • 万が一の備えはいくら準備するか
  • 病気やケガをした時や介護が必要になった時にどうするか
  • その他、旅行や趣味、リフォーム費用など

生活費については家賃、交通費などもあわせて考えると良いでしょう。先ほどの意見にもあったように、マイホームで住宅ローンが完済できれば家賃はいらなくなるため、老後の必要資金は大きく変わります。

漠然と「2000万円」と捉えると、不安も高まるもの。

わが家は本当に必要なのか、どう貯めればいいのか、早いうちから具体的に考えると良いでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子