40～50歳代「おひとりさま」リアルな貯蓄額。現役時代の収入が将来の年金に影響することも厚生年金の受給者数を1万円レンジでチェック

現代の厚生年金の平均受給額はいくらか。現役時代の収入が年金に繋がることも

老後までまだ時間があるといっても、40～50代ではこれから計画を立てて貯蓄していく必要があるでしょう。老後に必要となる金額は多いため、長期間かけてコツコツ貯めていくのがポイントです。

貯蓄をする際、収入が少ないことを考える方もいるでしょう。一点知っておきたいのが、現役時代の収入の差がそのまま年金の差へと繋がりやすいことです。

会社員や公務員などが加入する厚生年金の場合、収入に応じた保険料を支払うため、収入が多く加入期間が長いほど将来の年金額も増えます。

実際に厚生労働省「令和２年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、今のシニア世代の厚生年金の受給者数を月額で1万円未満～30万円以上まで見てみましょう。

出典：厚生労働省「令和２年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

厚生年金の平均月額（受給者数1610万133人）

〈全体〉平均年金月額：14万4366円

全体平均は14万円台ですが、これほどにも個人で違いがあります。上記では9万円以上～10万円未満の受給者数が多いことがわかりますね。

平均月額は男女でも約6万円の差があります。

女性は男性に比べて収入が低いこと、また離婚や死別された方は加入期間が短い場合もあるでしょう。

厚生年金の場合、現役時代の収入が老後に影響することもあるのは早めに知っておきたい事実。また、今の40～50代が受給する頃にはこれよりも減っている可能性があることも考えておきましょう。