40~50歳代「おひとりさま」今から貯蓄を増やすコツは?
おひとりさまの推移や貯蓄、年金事情を見てきました。
40~50代では老後まで残り10~20年ですから、その時間を有効活用する貯蓄方法を考えておきたいところ。
貯蓄の基本は給料日に積み立てていく「先取り貯金」です。まずは少額でもよいので先取りで貯金し、残りの金額で生活するよう心がけましょう。
先取り貯金は預貯金だけでなく、運用も可能です。たとえばいま話題の「つみたてNISA」を利用して、運用を取り入れるのもいいでしょう。
運用にリスクはありますが、リターンを得られる可能性もあります。大切なのは情報収集と、自分のリスク許容度に合った投資方法や金融商品を選ぶこと。ひとりでまとまった貯蓄を作るには、有効な手段の一つとなる場合もあります。
iDeCoのように、自分で年金を作る私的年金も考えたいところ。私的年金と貯蓄に分けて備えておくと安心ですね。
あわせて老後の住まいや仕事についても、早いうちから考えておきたいものです。
老後に備える方法はいくつもありますので、まずは自分に合ったものから1つはじめてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 内閣府「男女共同参画白書 令和4年版 特集編 人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
宮野 茉莉子