2. 「個人年金共済」と「個人年金保険」の違い
老後の資金を自分で作るとなると、選択肢にあがるのが「個人年金共済」や「個人年金保険」です。2つの主な違いを整理しましょう。
2.1 保険料の違い
「個人年金共済」も「個人年金保険」も、どちらも少額の掛け金(保険料)を出し合うことで大きなリスクに備えるという性質は同じです。
ただし、個人年金共済は一般的に営利目的でないため、掛け金が安い傾向にあります。
2.2 加入の違い
「個人年金共済」では、一般的に特定の団体に所属する人が加入対象となります。一方で、「個人年金保険」は保険会社が指定する条件(年齢)などを満たせば申し込むことができます。
そのため、「個人年金共済」の方が加入のハードルが高いこともあります。
2.3 監督しているところの違い
民間の保険会社が運営する「個人年金保険」の監督官庁は金融庁です。
一方、「個人年金共済」の監督官庁は団体によって異なります。労働組合などであれば厚生労働省、JA共済であれば農林水産省が監督しています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)