今年に入ってから食品やガソリンなど物価の上昇が続く中、このまま物価が上がっていってしまっては「富裕層」どころか生活が守られるのか不安だと言う人も多いのではないでしょうか。 

そこで、今回は元銀行員が過去に接してきた「富裕層」の方が、どのように「富裕層」になっていったのかをまとめ、共通する特徴を紹介していきたいと思います。

【注目記事】厚生年金だけで「ひと月平均20万円以上の年金収入」という羨ましい人は男女で何割か

1. 「富裕層」の定義とは

まず、「富裕層」とはどのような定義になっているのでしょうか。「富裕層」の定義として多く用いられるのが、野村総合研究所のデータになります。

出所:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」

このデータによりますと「富裕層」は資産1億円以上の純金融資産保有額がある世帯。「準富裕層」は資産が5000万円以上1億円未満と定義されており、全体から見ると富裕層とは約2%です。

それではその上位2%の方々が無意識に共通して実践している行動を紹介していきます。